コラム

グラウンドゴルフ大会の飛び賞・ブービー賞とは?表彰の種類と決め方

2026年9月15日6分で読めます筆者・監修:ぐらごる王子

みなさん、こんにちは。ぐらごる王子です。

グラウンドゴルフの大会に出ると、優勝や入賞とは別に、「飛び賞」や「ブービー賞」という名前の賞を見かけることがあります。一般的には、飛び賞はキリのよい順位や、間隔を空けて設定された順位に贈られる賞、ブービー賞は最下位から一つ上の順位に贈られる賞を指す言葉として使われています。この記事では、これらの賞の一般的な意味と、実際のグラウンドゴルフ大会で確認できた実例、そして小規模な大会や練習会の主催者が賞を決めるときに考えたいポイントを紹介します。

飛び賞・ブービー賞とは?

飛び賞は、優勝や上位入賞とは別に、キリのよい順位や、間隔を空けて設定した順位に贈られる賞を指す言葉として使われています。何位を対象にするかは大会ごとに決められるもので、10位・20位といった数字はあくまで一例です。

ブービー賞は、最下位から一つ上の順位に贈られる賞を指す言葉として使われています。一般的には、最下位そのものに贈られる賞は「ブービーメーカー賞」と呼び分けられることがありますが、これはあくまで一般的な言葉の使われ方で、グラウンドゴルフの大会でどこまで採用されているかは今回確認できていません。

たとえば、30人全員の順位が1位から30位まで確定していて、下から2番目を対象とする場合は29位がブービー賞になります。ただし、実際に何位が対象になるかは、参加人数や部門構成、棄権者の扱いなどによって変わります。「〇人ならブービー賞は何位」と決まっているわけではないため、必ず参加する大会の要項や当日の案内で確認してください。

グラウンドゴルフ大会で見かける賞の種類

大会でよく見かける賞を、一般的な意味と、要項で確認しておきたいポイントに分けて整理しました。

賞の名前 一般的な対象・意味 大会要項で確認すること
優勝・準優勝・上位入賞 総合順位や部門別の上位者に贈られる賞 総合順位か部門別か、部門の分け方(男女別・組別など)
飛び賞 キリのよい順位や、間隔を空けた順位に贈られる賞 対象となる順位、部門ごとに設定されるか
ブービー賞 最下位から一つ上の順位に贈られる賞 対象順位の数え方、部門ごとに設定されるか
参加賞 参加者全員に贈られる賞 対象者の範囲(棄権者を含むかなど)
ホールインワン賞 その大会でホールインワンを達成した人に贈られる賞 対象ホール、達成回数、景品の数

実際の大会ではどんな賞がある?

「飛び賞」「ブービー賞」という名称を実際に使っている、グラウンドゴルフの大会案内・開催報告を確認できました。

レイカディア大学同窓会守山・野洲支部「第43回春季グラウンド・ゴルフコンペ」(2026年5月14日開催、すでに終了しています)の開催案内には、表彰として「1〜7位、飛び賞(10・15・20・25・30・35位等)、ブービー賞、参加賞及びホールインワン賞(1人1回限り)」と明記されています。飛び賞の対象順位が具体的に示されている実例ですが、ブービー賞については名前のみが記載されており、対象順位までは明記されていません。なお、同一スコアの場合は「1打の数、2打の数、及び敬老順(高齢者上位)」で順位を決定するとされています。

北本市コミュニティ協議会「東地域コミ・社協共催 グラウンドゴルフ大会」の開催報告(2026年5月23日開催分)には、「初心者も飛び賞や当日賞、ブービー賞などにあたり、にこやかな閉会式となりました」と記載されています。こちらは大会前の要項ではなく、開催後の報告記事です。飛び賞・ブービー賞に加えて「当日賞」という賞にも触れられていますが、対象順位などの詳しい条件はこの報告には記載されていません。

なお、JGGA(日本グラウンド・ゴルフ協会)主催の全国大会や、自治体主催の大規模な大会の要項では、「飛び賞」「ブービー賞」という名称は見当たらず、ホールインワン賞やハイスコア賞など、別の名称の特別賞が設けられている例が多いようです(例:港北区グラウンドゴルフ大会のハイスコア賞〈1位・2位の計2名〉、全国グラウンド・ゴルフ交歓鳥取県大会の要項に記載された「ダイヤモンド賞」など)。

主催者が賞を決めるときのポイント

ここからは、小規模な大会や練習会で表彰を考えている主催者向けに、ぐらごるマガジンとして考えられるポイントを紹介します。以下は運営上の一般的な提案であり、特定の大会の公式ルールではありません。公式大会にはその大会独自の規定があるため、独自の方法を公式ルールのように参加者に説明しないよう注意してください。

  • どの部門・順位を対象とするか(総合順位か、男女別・組別かなど)を決める
  • 同点の場合の順位決定方法を決める(前述のレイカディア大学同窓会の例では、1打の数・2打の数・敬老順で決定しています)
  • 賞を重複して受け取れるかどうかを決める(上位賞と飛び賞が同じ人に当たった場合など)
  • 棄権者や途中退場者を、参加賞や順位の対象に含めるかどうかを決める
  • 決めた内容を、開催要項や当日の案内で参加者に伝える
  • ホールインワン賞のように受賞人数が変動する賞は、予算と数量を分けて考える

予算内で景品を配分する例

以下は、記事用に作成した架空の配分例です。筆者が実際に開催した大会の実績ではありません。参加者30人、順位が確定した想定で、景品予算1人500円分(合計15,000円)のうち、全員への参加賞に加えて、対象者だけに追加賞を配分しています。金額は景品の購入予算(税込想定)で、現金の賞金ではなく、会場費などを含む大会運営費全体でもありません。

区分 対象順位 対象人数 1人あたり予算 小計
参加賞(全員分) 参加賞 全員 30人 300円 9,000円
追加分(参加賞に追加) 優勝 1位 1人 2,000円 2,000円
追加分(参加賞に追加) 準優勝 2位 1人 1,200円 1,200円
追加分(参加賞に追加) 3位 3位 1人 800円 800円
追加分(参加賞に追加) 飛び賞(例:10位) 10位 1人 500円 500円

参加賞9,000円と、追加分の合計4,500円(2,000+1,200+800+500)を合わせて、景品合計は13,500円です。予算15,000円との差額1,500円は、送料や包装代など景品そのもの以外の費用に充てる予備費として考えておくとよいでしょう。この例にブービー賞やホールインワン賞を追加する場合は、その分の費用も含めて予算を組み直す必要があります。すべての大会でこれらの賞を用意する必要はなく、参加人数や予算に応じて、設ける賞の数を絞ることも一つの選び方です。

よくある質問

Q. 飛び賞の順位は毎回同じですか?

いいえ、大会によって異なります。同じ大会でも回によって対象順位が変わることがあるため、その回の要項や当日の案内で確認してください。

Q. ブービー賞は最下位の人がもらえますか?

一般的には、ブービー賞は最下位から一つ上の順位に贈られる賞として使われています。最下位そのものが対象かどうかは大会によって異なるため、要項や当日の案内で確認してください。

Q. 上位賞と飛び賞が同じ人に重なったら、両方もらえますか?

両方受け取れるかは大会の規定によります。要項に書かれていなければ、主催者に確認してください。

まとめ

飛び賞やブービー賞は、優勝や上位入賞とは別に大会を盛り上げるための賞を指す言葉として使われていますが、対象となる順位や条件は大会によって異なります。参加者は、気になる賞があれば大会要項や当日の案内で対象順位を確認してください。主催者は、対象順位・同点の決め方・賞の重複・棄権者の扱いをあらかじめ決めて案内しておくと、当日の運営がスムーズになります。

参考資料

ぐらごる王子

この記事の筆者・監修

ぐらごる王子

世界一位のグラウンド・ゴルフプレイヤー

グラウンドゴルフ国際大会優勝。世界一のプレー経験をもとに、ぐらごるマガジンの記事を執筆・監修しています。YouTube「ぐらごるTV」でも情報発信中。

関連記事