コラム
グラウンドゴルフの「認定コース」とは?10の条件・認定期間・全国での探し方

みなさん、こんにちは。ぐらごる王子です。
「認定コース」という言葉を見かけたことはありませんか?グラウンドゴルフ場の看板や大会案内などで目にする機会がありますが、「何を認定されているのか」「普通のコースと何が違うのか」を正確に知っている方は意外と少ないかもしれません。
この記事では、公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会(JGGA)の公式情報をもとに、認定コースの条件・認定期間・申請の流れ・費用・探し方について整理します。なお「グラウンドゴルフ」は「グランドゴルフ」と表記されることもありますが、この記事では協会の正式名称に合わせて「グラウンド・ゴルフ」「グラウンドゴルフ」と表記します。
目次
グラウンドゴルフの認定コースとは?
認定コースとは、日本グラウンド・ゴルフ協会が定める「認定コース規程」の条件を満たし、協会から認定を受けたコースのことです。認定を受けていないコースでグラウンドゴルフをプレーすること自体は問題ありませんが、認定コースは、協会が定めた統一基準に沿って整備されているコースという位置づけになります。
認定コースになるための10の条件
10の条件を一覧で確認
日本グラウンド・ゴルフ協会「認定コース規程」第2条には、以下の10の条件が定められています(2024年3月6日改定版に基づく)。
| No. | 認定条件(規程の要約) | プレイヤー向けの分かりやすい説明 |
|---|---|---|
| ① | 名称に「グラウンド・ゴルフ」を入れること | コース名に「グラウンド・ゴルフ」の名称が使われている |
| ② | グラウンド・ゴルフルールでプレーができること | 協会の公式ルールに沿ってプレーできる設計になっている |
| ③ | 標準コース(15m×2、25m×2、30m×2、50m×2)がとれ、日本協会認定のホールポスト及びスタートマットがコース数常備されていること | 決められた距離のホールが組めて、公認のホールポスト・スタートマットが揃っている |
| ④ | 同じ距離のホールが連続しないこと(8ホールから1ホールについても同様) | 単調にならないよう、距離の異なるホールが組まれている |
| ⑤ | 8ホールを単位(8ホール×〇コース)とすること | 8ホールを1セットとしてコースが構成されている |
| ⑥ | 安全に配慮されていること | プレー中や見学者にとって安全な環境が確保されている |
| ⑦ | 各ホールともホールインワンが可能であること | どのホールも1打で入れられる可能性がある設計になっている |
| ⑧ | コースは芝、人工芝、土、砂いずれでも可 | 芝でなくても、人工芝・土・砂のコースでも認定対象になる |
| ⑨ | 利用者に制限がないこと(市内在住者、ホテル施設利用者等) | 特定の利用者(市内在住者や施設利用者など)に限定されていない |
| ⑩ | 並列コースでないことが望ましい | 隣り合うコース同士が近すぎない配置が望ましいとされている |
プレイヤーから見た認定コースの特徴
条件を見ると分かる通り、認定コースは「距離のバリエーション」「安全性」「ホールインワンの可能性」「利用のしやすさ」といった、プレーする側にとってのプレーしやすさに関わる基準で整備されています。芝コースでなければ認定されない、というわけではない点も、条件⑧からわかる特徴です。
認定コースの認定期間と更新方法
認定コース規程第4条により、認定期間は「認定を受けた日より5か年後の9月30日若しくは3月31日まで」と定められています。認定期間が近づいたコースは、更新の手続きを行うことで認定を継続できます。更新の具体的なスケジュールについては、後述する都道府県協会への相談から始まる流れに沿って進めます。
なお、コースを増設したり大幅に変更したりする場合は、既存の認定内容と実態が変わることになるため、都道府県協会に事前に相談・手続きを行う必要があります。
認定コースになるまでの申請・審査の流れ
日本グラウンド・ゴルフ協会が公開している「認定までの流れ」によると、認定は次の6ステップで進みます。
- 都道府県協会に連絡:コースを設置する都道府県の協会に、認定手続き・必要書類を確認し、視察の日程を決める
- 視察:視察者2名がコースを調査・視察する(視察にかかる経費は申請団体が負担。詳細は都道府県協会に確認が必要)
- 申請書類の提出:都道府県協会が、申請書類を日本グラウンド・ゴルフ協会へ提出する
- 審査:委員会(年4回開催)で審査・決定し、理事会・総会(3月・6月)に報告される
- 回答・手続き:日本協会から申請団体へ回答と認定料請求書が送られ、申請団体が認定料を納める(審査で保留となった場合は、都道府県協会からの再審査の理由・改善アドバイスを受け、再視察・再審査を経て再申請するフローになる)
- 認定証の交付:日本協会から申請団体へ認定証が送付され、手続き完了となる
このように、コースを設置・運営する団体がまず都道府県協会に相談するところから始まり、都道府県協会を経由して日本協会が審査するという流れになっています。
認定に必要な費用
認定コース規程第8条により、認定料は48,000円(税別)と定められています。これは新規認定・更新のいずれの場合も同額です(2026年9月時点の規程内容。金額は改定される可能性があるため、申請時は必ず最新の規程をご確認ください)。
このほか、視察者の旅費は「都道府県協会が定める旅費規程」に基づいて申請団体が負担する仕組みになっています。旅費の具体的な金額は都道府県によって異なるため、申請時に都道府県協会へ確認が必要です。
全国の認定コースを探す方法
日本グラウンド・ゴルフ協会の一覧から探す
日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトでは、認定コースを東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州の8ブロックに分けて検索できるページが用意されています。旅行先や遠征先でプレーする場所を探したい場合、まずはこの公式一覧を確認するのが確実です。
ぐらごるのグラウンドゴルフ場検索を使う
ぐらごるでは、全国のグラウンドゴルフ場を探せる検索サービスも提供しています。
自宅周辺や旅行先でプレーできる場所を探す方法の一つとして活用してみてください。なお、このサービスに掲載されているコースがすべて日本グラウンド・ゴルフ協会の認定コースとは限りません。認定コースかどうかを正確に確認したい場合は、上記の協会公式の一覧もあわせてチェックすることをおすすめします。
認定コースではない場所でもプレーできる?
ここまで読むと「認定コースでないとプレーできないのでは」と思われるかもしれませんが、そうではありません。公園や河川敷、学校のグラウンドなど、認定を受けていない場所でも日常的にグラウンドゴルフは楽しまれています。認定コースは、あくまで協会の統一基準を満たしたコースという位置づけであり、認定を受けていない会場が正式ではない、安全でない、ということを意味するものではありません。
認定コースに関するよくある質問
Q. 認定コースは全国に何か所ありますか?
A. 日本グラウンド・ゴルフ協会のサイトでブロック別に検索できますが、この記事の執筆時点で公式サイト上に全国の総数を示す明確な数字は確認できませんでした。正確な最新の数を知りたい場合は、協会に直接お問い合わせください。
Q. 認定期間は何年間ですか?
A. 認定を受けた日から5か年後の9月30日または3月31日までです。
Q. 芝以外のコースも認定されますか?
A. されます。認定コース規程では、芝・人工芝・土・砂のいずれでも認定対象になると定められています。
Q. 認定コース以外ではプレーできませんか?
A. プレーできます。認定は協会の統一基準を満たしているかどうかを示すものであり、認定を受けていない場所でのプレーを制限するものではありません。
Q. 個人でも認定申請できますか?
A. 認定の流れでは「申請団体」が都道府県協会に連絡し、申請書類を提出する形になっています。コースを運営する団体・施設としての申請が前提となっているため、個人での申請を想定した手続きにはなっていないと考えられます。正確な取り扱いは、コースを設置する都道府県協会に確認することをおすすめします。
まとめ
認定コースは、日本グラウンド・ゴルフ協会が定める10の条件を満たし、都道府県協会を経由した審査を経て認定される、統一基準に沿ったコースです。認定期間は5か年、認定料は48,000円(税別)で、旅行先や遠征先でコースを探す際の一つの目安になります。一方で、認定を受けていない場所でも安心してプレーできることに変わりはありません。ご自身の近くや旅行先でコースを探す際は、協会の公式一覧や、ぐらごるのグラウンドゴルフ場検索もあわせて活用してみてください。

この記事の筆者・監修
ぐらごる王子
世界一位のグラウンド・ゴルフプレイヤー
グラウンドゴルフ国際大会優勝。世界一のプレー経験をもとに、ぐらごるマガジンの記事を執筆・監修しています。YouTube「ぐらごるTV」でも情報発信中。


